地域貢献2016年3月24日

研究成果報告会を天草市で開催しました

2月19日(金)に、天草市の天草宝島国際交流会館ポルトにおいて研究成果報告会を開催しました。

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この報告会は、COC事業(地(知)の拠点事業)の連携自治体である天草市との協働による教育研究や社会貢献活動について、本学の研究者5名が地域課題をテーマに研究成果を広く周知することを目的に、天草市・天草信用金庫・Ama-biZ(天草市起業創業・中小企業支援センター)からの後援を受け実現しました。

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本学の古賀学長と金子天草副市長の開会の挨拶に始まり、松添 COC推進室長から本学のCOC事業の取り組み概要を説明。

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研究成果報告として、文学部の米谷教授(「蔵書が語る人のあゆみと地域のあゆみ―天草町上田資料館収蔵古典籍より―」)及び平岡准教授(「天草のキリシタン文化とコレジオ」)

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環境共生学部の辻原教授(「天草市における近代建築物の保存と今後の活用を考える」)、佐藤准教授(「天草小学校における「住教育」の提案と実践」)

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高橋准教授より天草を舞台にした研究(「家プロジェクト」及び「アートトリエンナーレ」導入による地域活性化に関する研究」)成果を報告しました。また、本学の学生(デザイン部・写真部)による活動報告も併せて行いました。

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さらに、フューチャーセッション(未来志向の対話)を取り入れた社会人と高校生のペアトークを行い、報告会の感想や天草でやって貰いたい研究や一緒にやりたい研究をテーマに報告会の振り返りを行いました。

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最後に、文学部の鈴木教授より「今後もCOCを推進していくために、地域からのご支援ご協力を頂くと共に、若い高校生の意欲と活動を本学としても期待しています。」と閉会の挨拶があり、盛会の内に終了しました。

約120名(約半数が天草の高校生)の参加者からは「大学の勉強のみではなく、地域と共に進んでいくという考えが素晴らしいと思った」、「様々な角度から研究されており、とても興味がわき、こんなにも多くの資源が天草にあることを知ることができた」、「天草の良さが再確認できて良かった」、「経済の活性化の為に今出来ることは何かをテーマに研究をやってもらいたい」といった意見が出されるなど、大学の取り組みや天草の持つ文化や魅力に関する良い学びの機会となりました。

地域貢献2016年3月17日

企業向けフューチャーセッションを開催しました。

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3月2日(水)、本学111教室において、熊本市のホームページ制作会社フロンティアビジョン㈱様からの依頼により「フロンティアビジョンの明日を考える」と題したフューチャーセッションを開催しました。「従業員を幸せにしたい」という同社の渡邉社長の熱い思いから企画されたセッションですが、従業員の満足度の向上は、それに接する顧客満足度の向上につながり、会社の収益が増え、廻り回って職場環境のサービス向上につながる「サービス・プロフィット・チェーン」の理論に適った考え方です。

しかし、企業からのオーダーによるセッションは本学初の試み。しかも「隣の席でもチャットで会話する」と言われるIT業界。果たして対話が主体のセッションが成立するのかドキドキです。

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先ずは「口」の字に2画足して出来る漢字の数を競うアイスブレイク。最初は1人、次は2人組、最後は4~5人のグループで取組むことで、1人で考えるより多くの気付きがあることが分かる、よく知られたアイスブレイクの手法ですが、何度やっても全部は思い出せないところがミソです。

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続いては「ギャップの王様」。自分を表現する要素を7つ書き出し、各自プレゼンテーションしてもらい、イメージからかけ離れた「ギャップ王」を決めるアイスブレイクです。普段知ることのできない互いの隠れた一面や才能を知ることができます。

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いよいよセッション開始。まずは、社員の皆さんが思い描く「幸せ」と、そこに至るため今必要なプロセスについて、バックキャストの手法で考え書き出してもらいます。人生のかなりの部分を占める「仕事」に喜びを感じることで、人生における幸せの総量を増大させるためには、一昔前のように一人の強いリーダーに頼るのではなく、チームの各人が他を補うリーダーシップを発揮する「協調型リーダーシップ」によるチームビルディングが求められます。そこで前半では信頼関係に基づくチームビルディングを体感してもらいます。

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イノベーション・ファシリテーターと心理カウンセラーの肩書きを持つ岡崎さんのセッションは、心理学と体感を掛け合わせた独特なもの。まずは、壁に背中を付け内股気味にし、猫背でうなだれたポーズをキープした後、足を開いて腰に握り拳を当てたウルトラマンのようなポーズを取り、姿勢の違いによる感情の違いを体感してもらいます。

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次は、2人1組になり、互いの背中を合わせて「人」の字を作ります。20㎝程度の距離であれば後ろの人の気配を感じられますが、50㎝ほど距離を空けると、互いに声を掛け合わないと怖くて倒れかかることが出来ません。

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次に、一人で背を反らせて見える天井の位置を覚えます。続いて後ろの人に背中を預けて背を反らせると、より広い視野が得られます。

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今度は、3人1組になり背中でバランスボールを支えて目的地まで移動するゲームで「協調型リーダーシップ」を体感してもらいます。最初はリーダーだけを決め、一切しゃべらずにリーダーが思うゴールへ移動。次はゴールを決めて声を出さずに移動。最後はゴールを決め、且つ声を掛け合いながら移動。どれが一番効率的にゴールに到達できるかは自明ですね。

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そして締め括りは、チームの信頼関係を高める「トラストフォール」。椅子に立ち、腕を組んだまま後ろ向きに倒れます。自分に対しての強い気持ちとチームへの信頼感が無いと怖くて出来ません。社員全員で支える体制を整え、ダイブするのはもちろん渡邉社長。「日本一の会社にするぞ!」と宣言し背中からダイブ、見事成功!そして、なぜか岡崎さんの涙腺が決壊。

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社長手作りのカレーを皆で堪能した後は、丸山教授にバトンタッチし、自分たちにとって理想の会社像について、マーケティングの視点を活かしたセッションを通じて導き出していきます。

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先ずはSWOT分析。会社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)をポストイットで分類し、ワールドカフェの手法も用いながら全体で共有します。

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続いて上下に2分割した用紙上に、会社として今後伸ばしていきたい部分、縮小あるいは整理すべき部分とに仕分け、伸ばしていきたい所についてどんなイメージを持っているのか、人や動物、国等に例えて、その理由を発表します。自由でラテン系な国の名前が並ぶものと勝手にイメージしていましたが、「真面目にきっちり仕事をする=日本」という意見が圧倒的に多かったのが意外でした。

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最後は、自分たちが描いたコアバリューを元に、グループごとに求人ポスターを作成し発表します。それぞれ個性的なポスターが出来ましたが、共通していたのは仕事内容や実績等をアピールするのではなく「仲間になろうよ」というスタンスのフレンドリーさ。このアットホームさがこの会社のコアバリューなのかもしれません。

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最後はサークルになり、今日感じたことを一人一人発表していきます。「トラストフォールなんてクサいと思っていたけど、何かジンと来た」という社員の感想が印象的でした。

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自治体でのセッションとは趣を異にするセッションでしたが、チームビルディングをテーマに、企業研修やCPDにも発展する可能性を感じさせるセッションになりました。

地域貢献2016年3月15日

フューチャーセッション「五木源(ごきげん)を考える!」を開催しました

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3月6日(日)、COC事業の連携自治体の一つ、「子守唄の里」として知られる球磨郡五木村で、五木村の未来をワイワイ語る「五木源を考える!」と題したフューチャーセッションを開催し、本学学生を含め、村内外から約80名が参加しました。全人口約1,000人の村で、この参加者数は結構なインパクトがあります。

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ファシリテーターを務めるのは、今回で4回目となるグラフィックファシリテーターのやまざきさんと、本学の丸山教授、県職員の緒方さんのトリオ。3人の頭文字を取って名付けて「YMOメソッド」。

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まずは自己紹介を兼ねたアイスブレイク。初対面の人と挨拶を交わした人数を競うゲームですが、そもそも知り合いだらけで難しそう。

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村内者、村外者、学生が混ざるようグループに別れてセッションスタート。まずは10年、20年後の村の将来に対する不安や心配等のネガティブな要素を書き出していきます。単に人口減や高齢化という表層ではなく、人口減や高齢化による何が不安なのかまで掘り下げ、KJ法で仕分けていきます。

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続いて、不安や心配が現実になった最悪な未来を、グループの1人の立場になって絵日記にして発表します。ちなみに右の写真で絵日記を掲げているのは参加者の一人「わっさん」こと和田さん。お仕事は村長。

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2人きりで伝統行事の綱引きをする父子や、畑で倒れても誰にも気付かれないままのお婆ちゃん、猿と鹿の惑星と化したような集落等、切なすぎる内容なのに会場は大爆笑。こうした村人の底抜けの明るさも村の強みの一つかもしれません。

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参加者中、唯一人の小学生の女の子。村の事は好きだけど、「進学や就職で村から出て行った後、村に帰ってきたい?」と尋ねると「状況次第。」 ですよね~。

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やまざきさんのグラフィックでここまでの対話を振り返ります。人の顔をした熊本市や人吉市が村人を吸い込んでいく絵がシュールです。やたら出てくる鹿や猿の絵を描くのに疲れたやまざきさん、途中からは漢字の山に。

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高齢化率県内トップ、限界集落待ったなしの時限爆弾が仕掛けられた村の心配や不安を解消し、ワクワクする未来を創るための村の「宝」をグループ内で書き出していきます。他のグループの意見も参考にしながら、村ならではの良さを掘り下げていきます。

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続いて、出された「宝」を組み合わせて出来そうなアイデアを出す強制ブレインストーミング。最初に10個出したグループが出た所で終了。「Don’t think Feel!」です。

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最後は、出したアイデアが実現した未来の新聞を各グループで作り発表します。「村内に他人はいない」という人柄の温かさや、住民が「美林」と呼ぶ豊かな森林資源や清流・川辺川、昔ながらのライフスタイル等を活かした体験型観光のアイデアが目立ち、「一度泊まってもらえば絶対に良さが分かる」という自信が伝わってきました。

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最後のプレゼンテーターは、五木村出身の総合管理学部1年生・出口君。「清流や星空やホタル等、一つ一つは余所にもあるものだけど、全部揃っているのは五木村しかない!」と力強くプレゼンテーションしてくれました。

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最後にやまざきさんのグラフィック絵巻物でセッション全体を振り返ります。実現性の高そうなアイデアを、人口の8%にあたる人々が共有できただけでも凄い事です。ぜひ村民総活躍で取り組んで欲しいところです。

地域貢献2016年2月25日

フューチャーセッション「東陽いどばた会議」を開催しました!

2月20日(土)、COC事業の連携自治体である八代市東陽町の東陽スポーツセンターにおいて、「東陽いどばた会議」と題したフューチャーセッションを開催しました。

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東陽町は、平成17年に八代市と合併した旧東陽村地区で人口約2,400人。江戸時代に国内各地で活躍した種山石工の里として知られる山間の地区ですが、過疎化や空き家対策等に頭を悩ませています。そうした地区の抱える課題を住民間で共有し、地域資源の活用や地区の将来を担う人材の育成を目的とする受託事業の一環として今回のセッションを企画し、本学の学生を含め、地元の中学生から80代の高齢者まで幅広い年齢層の約90名にご参加いただきました。

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学生たちは、セッションに先立ち地区の代表的な地域資源である石橋について知るため、資料館「石匠館」において、上塚名誉館長から種山石工の来歴や業績について説明を受けた後、展示資料を見学しました。

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今回のセッションのファシリテーターは、昨年6月に大津町で開催したセッションと同じく、県職員の緒方さんと本学総合管理学部の丸山教授、グラフィックファシリテーターのやまざきさん。ちなみに、やまざきさんは東京都江東区にある東陽町のご出身!これも何かのご縁かもしれませんね。

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アイスブレイクを兼ねた自己紹介の後、町内者と町外者が混ざるように4~5人のグループを作り、地区の将来に対する不安や心配事といったネガティブな感情を書き出し共有化します。ワールドカフェの手法でメンバーを2回入れ替え、他のグループの意見も収穫することで対話を深めていきます。

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やまざきさんが各グループの対話に耳を傾けながら描いたグラフィックで、会場から出されたネガティブな感情を振り返り共有します。多くの人が共感したのは「若い人の働く場が無く、一旦町を出た若者が帰ってこない」という、全国の山間地域が頭を抱える重い課題。果たしてここから明るい未来像を描くことができるのでしょうか?

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今度は、再びグループで町の魅力や資源等、ポジティブな「宝」について対話しながら出し合っていきます。出された意見は一旦貼り出し、他のグループの意見も参考にすることでインスピレーションを受け、さらに宝を掘り起こしていきます。地元の良い所について語る皆さんの表情は、不安を語り合っている時より何だか楽しそうです。

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出された「宝」を活かして実現出来そうなアイデアを短時間で強制的に20個出すブレインストーミング。ここはもう理屈は不要の直感勝負。「考えるな!感じろ!」です。

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次に、出されたアイデアによって実現した未来を描いた「未来新聞」を20分間で作成します。絵を描ける人がいないグループは軽いパニック状態に陥りますが、絵の良し悪しよりも、前半で出されたネガティブ要素の解消につながるアイデアかどうかがポイントです。

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出来上がった未来新聞を各グループ毎に発表します。前半で出された「若い人がいない」という状況を解決するため、自然を活かしたキャンプをはじめとする体験型観光の企画や、害獣を活用したジビエ料理の開発、空き家を活かした民泊等、定住人口ではなく交流人口の拡大を目指すアイデアなどが数多く出されました。

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最後は、完成したグラフィックで今日のセッションを振り返りながらチェックアウト。最初にネガティブな感情を共有し、地域の課題を自分ごととして捉えたことで、課題解決のために今ある資源を活かしたポジティブな未来が描かれました。完成した絵巻物はこちら↓(クリックすると全体が表示されます)

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これほど幅広い層の老若男女がこの地域の未来について語り合ったのは今回が初めてかもしれません。大切なのは「色々な意見が出て楽しかったね」で終わるのではなく、描かれた未来の実現に向けて「何かをやる」という参加者それぞれの思い。そうした思いの実現に向けて今後もセッションを重ねていく予定です!

 

地域貢献2016年2月16日

地域振興フェア-WONDER MESSE KUMAMOTO-に出展しました

COC事業を通じた地域志向教育研究事業の成果等を地域に発信するため、2月9日(火)~10日(水)、グランメッセ熊本(益城町)で開催された「2016くまもと地域振興フェア-WONDER MESSE KUMAMOTO」にブースを出展しました。

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「熊本から明日と未来をつなぐ技術力を発信する」というイベントコンセプトに沿って、最新の研究成果のパネル展示やデモンストレーションを行い、延べ約500名の方がブースを訪れました。

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環境共生学部・堤教授が地場企業と共同で開発したマイクロバブル発生装置「eco・バブル®」で作った水素水の試飲や炭酸泉の体験(手湯、足湯)コーナーは連日賑わいを見せ、特に農業関係者や企業関係者からの関心の高さがうかがえました。

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居住環境学科の佐藤准教授が制作した住教育用のペーパークラフトや建築デザイン部による建築模型、総合管理学部の飯村教授の研究室が開発した観光客の周遊性を高めるための携帯アプリ等も来場者の関心を集めていました。

地域貢献2016年2月3日

なごみの里 里山再生プロジェクト(H28.1)

平成28年1月23日(土)、今年最初の里山での活動には「もやいすと入門」のフィールドワークに参加できなかった1年生を含む10名の学生が参加しました。

今回の活動では、昨年9月の台風で倒された杉で、暖房や炭焼き等に使う薪(たきぎ)を作ります。今回活躍するのは自走式運搬機と槇(まき)割り機。まずは運搬機の操作方法のレクチャーを受けさっそく試走。どこにもピンクが使われていないのに「ピンクレディー」という名称と、ラジコン戦車のような操作方法がツボです。

続いて槇割り機。下部に固定した丸太を油圧プレスで押し切ります。大人の体ほどの太さの丸太が豆腐のようにスッパリ切られる様は見ていて気持ちいいです。

倒れた杉を切るのは協議会のおじさんチーム。チェーンソー自体も危険ですが、根こそぎ倒された木の幹を切ると、残った根の部分が自重で急に元に戻るため近づくと危険です。ついでに、おじさん達が適当に放り投げる丸太も危険です。

40㎝ほどの長さに切り揃えられた丸太を、ピンクレディーや一輪車で山小屋まで運びます。人力で何度も往復して運んでいた頃に比べると格段に楽になりました。ピンクレディー偉大なり!

ストーブや火起こしに使えるよう、丸太を適当な太さに割っていきます。機械操作には学生もすっかり慣れましたが、運ばれてくる丸太の量に作業が追い付かずオーバーフロー気味。それでもかなりの量の薪ができました。

お楽しみの昼食。寒波が近づくにつれ朝方よりも冷えてきたので、熱々の豚汁が五臓六腑に染みわたります。お米は里山の棚田で昨年収穫されたもので、米作りのプロ・北原事務局長も太鼓判を押す美味さ。

今回も楽しく活動を終えることができました。皆さんのご参加お待ちしています!

地域貢献2016年1月4日

なごみの里 里山再生プロジェクト(H27.12)

12月19日(土)、晴天に恵まれた今年最後の活動は、里芋の収穫と毎年恒例の餅つき大会。今年度新設された1年次必修科目「もやいすとジュニア」の実習に参加できなかった1年生も含め、14名が参加しました。

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冒頭の挨拶の中で、10月に受賞した「肥後の水とみどりの愛護賞」団体賞の表彰状がお披露目されました。今後の活動の励みになります!

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もち米を蒸している間、皆で3月に植えた里芋を収穫します。9月に電柵を張って以降、猪に荒らされることもなく大豊作!コンテナがみるみる満杯に。

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機械での運搬作業も難なくこなせるようになりました!

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蒸し米が出来上がったら早速餅つき開始。畑で芯まで冷えた体もあっという間に温まります。

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つき上がった餅は、協議会のお母さん方と一緒に山小屋内で丸め並べていきます。

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餅をつき終えたら、収穫した里芋に着いた土を藁束で落としネット詰めする作業へ。山のような芋をひたすら磨く終わりが見えない作業を続けていると、無の境地に達せそう。ネット詰めされた里芋は1袋(3㎏)200円で地元の物産館等で販売されます。

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昼食は、つきたての餅入りぜんざい。気温も上がり外飯が美味しい!掘りたての里芋をホイルに包み、焚火で焼いた「焼き里芋」も野趣溢れる美味しさ!

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今年1年間の活動お疲れ様でした!新年最初の活動は1月23日の予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

おしらせ2015年12月2日

包括協定自治体連絡会議を開催しました。

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平成27年11月27日、本学と包括協定を結ぶ県内18の自治体(COC連携自治体含む)が抱える課題の共有化を目的とした連絡会議をCPDセンターで開催し、各自治体担当者や地域おこし協力隊員32名が参加し、4名の学生が聴講しました。

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今回は、近年多くの自治体で採用されている「地域おこし協力隊」の活動現状と課題をテーマに、先ずCOC推進室の野口特任准教授と、昨年度まで自らも地域おこし協力隊員であった佐藤特任講師から基調報告があり、地域外から来る隊員に対する地域や行政のサポートの在り方や、任期終了後を見据えたスキルアップやネットワークづくり等について提言されました。

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実際に現場で活躍中の地域おこし協力隊員から、自らのミッションや課題について報告していただいた後、居住環境学科の柴田准教授から、協力隊の連携を図るために自ら主宰された「地域おこし協力隊祭り」や域学連携事業を通じたワークショップ等について紹介がありました。

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後半の意見交換では、各自治体共通の課題である地域住民の意見集約方法や、移住・定住の促進について、山都町や小国町での取組み事例についてそれぞれの町担当者から説明があり、有意義な意見交換を行うことができました。

 

地域貢献2015年10月20日

くまもとTOMATOプロジェクト 第2回フューチャーセッション

10月13日(火)、「くまもとTOMATOプロジェクト・第2回フューチャーセッション」をCPDセンターで開催し、約25名の学生、職員が参加しました。

前回のセッションで、農産物のブランディングには産地のイメージや、商品の背景にある物語性が不可欠ということが判りました。

そこで今回は、八代市を拠点に「はちべえトマト」の生産、普及の第一線で活躍されている、県の「くまもとふるさと食の名人」でもある食育ソムリエ・山住久美子さんを講師としてお招きし、「はちべえトマト」にまつわる様々な「物語」をお話ししていただきました。

 

 

 

結婚を機に農業に携わることになった山住さん。まず取り組まれたのはトマトの売り上げ向上。売り上げを伸ばすためには、購入者でもある同じ女性の方が向いている!ということで選果場利用組合の中で女性部を立ち上げ、販売促進活動を始められたのが平成13年。しかし、活動当初、基本的な接客マナーや連携不足を痛感し、参加者の資質を高めるため販促活動用のマニュアルを作り、メンバーが楽しんで参加してもらえるよう日々ブラッシュアップされているそうです。

tomato_034次に取組まれたのはトマトの消費拡大に向けたトマト料理メニューの開発。ここでも重要なコンセプトは「手早く出来て美味しい」という主婦ならではの目線。

八代市内の学校での調理実習等を通じて「トマト料理」が広まり、今ではプロも参加する料理コンテストも開催されています。紹介されたメニューは誰でも作れそうで本当に美味しそう!(メニューはこちら

 

 

台風学校での活動を通じて、改めて「命をつなぐ食育」の重要さに気付かされたという山住さん。次は紙芝居を通じて、子供達に「はちべえトマト」に込められた生産者の思いや苦労を伝える活動を始められます。(このバイタリティが凄すぎです)今回はさわりの部分だけ読んでいただきましたが、よく通るいい声!

紙芝居の中で、トマトの天敵として台風が描かれていますが、実際、台風によって倒れされたトマトを見て「痛かったろう」と泣いてしまったこともあるそう。生産者ならではの愛情を感じるエピソードでした。

 

講演後、「なぜ八代でトマト栽培が盛んになったのか?」との質問に、真っ先に挙げられたのは「球磨川」。収穫後の畑に球磨川の水を引き入れ土を洗浄することで、連作しても丈夫なトマトが育つそう。こうした仕組みの無い土地で連作すると、数年で土が痩せ収穫量が落ちてしまうそうです。

2つ目は、八代も玉名も干拓地のため土壌のミネラルが豊富でトマトの栽培に適していること、3つ目は、どんな難しい品種のトマトでも育てる農家のたゆまぬ研鑽と努力の賜物だそうです。

そのほか、昔はトマトを雨から守るため、雨が降る度にハウスの屋根に上って手で開け閉めしていたのが、現在は上らずに開閉できるようになったことや、以前は各戸で箱詰めしていたのを、選果場で一括して箱詰めすることで負担が軽減されたこと等も技術革新となり作付面積が広がったそうです。

 

イエローガードまた、八代は、全国でいち早く「イエローガード(防蛾灯)」を取り入れ減農薬に取組み、安心安全なトマトを安定して供給できることも大きな強みになっており、実際、八代のトマトの収穫量によって全国のトマトの流通価格が決まるそう。

「量は力!」という言葉に、八代のトマト農家としての自信とプライドがうかがえました。

 

 

山住さんが結婚された頃、農家の嫁は、家事・育児・農作業の全てを任されていた時代。「自分の息子のお嫁さんにそんな苦労はさせられない」という事で農家経営の企業化にも取り組まれます。

お嫁さんには子供が小さい内は家事と育児に専念してもらい、その分も労働として給与を支払う契約を交わし、子供が大きくなった現在では奥さんに経営を移譲し、山住さんご自身が「被雇用者」になっている等、女性の就農や農業経営に関しても興味深いお話が聞けました。

最後は3つのグループに分かれ、今日の話を聞いて感じたことや気付いたことをポストイットに書き出し、5W1Hの分類法で整理し全体で共有しました。

 

 

 

 

八代のトマトに込められた様々な「思い」や「物語」が見えてきました!

地域貢献2015年10月19日

なごみの里 里山再生プロジェクト(H27.10)

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10月11日(日)、前回の活動から2週間。今回はいよいよ6月に植えたお米の収穫です。自分で育てた作物は自分で収穫したい!ということで今回は20人もの学生・教職員が参加。前回比1000%増!

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最初になごみの里協議会の北原会長より、本協議会が、公益財団法人肥後の水とみどりの愛護基金と熊日新聞・熊本県が設けた「肥後の水とみどりの愛護賞」団体賞に選定されたとの報告がありました(祝!)今月27日に肥後銀行本店で表彰式が行われます。

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続いて北原事務局長による鎌を使った手刈りの指導にベテラン竹下さんがダメ出し。曰く「刈る高さは一定に!」と実演、正確でしかも早い!さすが年季が違います。刈った稲は9~10束をまとめて稲わらで束ねます。根本から10㎝ぐらいで括らないと掛け干し中に解けてしまうそう。

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次に稲を干す稲架(はざ)の組立て方と稲の架け方を習います。1束の3分の1を手前、3分の2を奥、次は逆に3分の2を手前にと、交互に架けることでバランスを取ります。また、竿の一部に重みがかからないよう分散させて架けていきます。

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さっそく鎌を手に田んぼへ。朝方の雨でぬかるんでおり、結構足を取られます。

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バインダー(稲刈り機)を操作できるようになった学生も!(本学は農業大学ではありません、念のため。)

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日本の農村風景を取材中のフランス人カメラマンが撮影に来られました。VOGUEの表紙を飾るかも?

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参加者が多かったおかげで2時間ほどで全段の刈り入れと掛け干し完了。これぞ日本の秋って感じですね。

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爽やかな秋空の下での御飯が美味い!(山小屋に入りきれなかったというのもありますが)

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腹ごなしに里山を散策。先月の台風で杉が何本も根こそぎ倒されており、その威力が伺い知れます。倒れた杉は炭焼き用の薪にする予定です。転んでもタダでは起きません。

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11月は協議会の研修のため活動はお休み。次回12月は毎年恒例の餅つき大会です。皆様のご参加をお待ちしています。