地域貢献2016年3月15日

フューチャーセッション「五木源(ごきげん)を考える!」を開催しました

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3月6日(日)、COC事業の連携自治体の一つ、「子守唄の里」として知られる球磨郡五木村で、五木村の未来をワイワイ語る「五木源を考える!」と題したフューチャーセッションを開催し、本学学生を含め、村内外から約80名が参加しました。全人口約1,000人の村で、この参加者数は結構なインパクトがあります。

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ファシリテーターを務めるのは、今回で4回目となるグラフィックファシリテーターのやまざきさんと、本学の丸山教授、県職員の緒方さんのトリオ。3人の頭文字を取って名付けて「YMOメソッド」。

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まずは自己紹介を兼ねたアイスブレイク。初対面の人と挨拶を交わした人数を競うゲームですが、そもそも知り合いだらけで難しそう。

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村内者、村外者、学生が混ざるようグループに別れてセッションスタート。まずは10年、20年後の村の将来に対する不安や心配等のネガティブな要素を書き出していきます。単に人口減や高齢化という表層ではなく、人口減や高齢化による何が不安なのかまで掘り下げ、KJ法で仕分けていきます。

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続いて、不安や心配が現実になった最悪な未来を、グループの1人の立場になって絵日記にして発表します。ちなみに右の写真で絵日記を掲げているのは参加者の一人「わっさん」こと和田さん。お仕事は村長。

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2人きりで伝統行事の綱引きをする父子や、畑で倒れても誰にも気付かれないままのお婆ちゃん、猿と鹿の惑星と化したような集落等、切なすぎる内容なのに会場は大爆笑。こうした村人の底抜けの明るさも村の強みの一つかもしれません。

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参加者中、唯一人の小学生の女の子。村の事は好きだけど、「進学や就職で村から出て行った後、村に帰ってきたい?」と尋ねると「状況次第。」 ですよね~。

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やまざきさんのグラフィックでここまでの対話を振り返ります。人の顔をした熊本市や人吉市が村人を吸い込んでいく絵がシュールです。やたら出てくる鹿や猿の絵を描くのに疲れたやまざきさん、途中からは漢字の山に。

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高齢化率県内トップ、限界集落待ったなしの時限爆弾が仕掛けられた村の心配や不安を解消し、ワクワクする未来を創るための村の「宝」をグループ内で書き出していきます。他のグループの意見も参考にしながら、村ならではの良さを掘り下げていきます。

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続いて、出された「宝」を組み合わせて出来そうなアイデアを出す強制ブレインストーミング。最初に10個出したグループが出た所で終了。「Don’t think Feel!」です。

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最後は、出したアイデアが実現した未来の新聞を各グループで作り発表します。「村内に他人はいない」という人柄の温かさや、住民が「美林」と呼ぶ豊かな森林資源や清流・川辺川、昔ながらのライフスタイル等を活かした体験型観光のアイデアが目立ち、「一度泊まってもらえば絶対に良さが分かる」という自信が伝わってきました。

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最後のプレゼンテーターは、五木村出身の総合管理学部1年生・出口君。「清流や星空やホタル等、一つ一つは余所にもあるものだけど、全部揃っているのは五木村しかない!」と力強くプレゼンテーションしてくれました。

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最後にやまざきさんのグラフィック絵巻物でセッション全体を振り返ります。実現性の高そうなアイデアを、人口の8%にあたる人々が共有できただけでも凄い事です。ぜひ村民総活躍で取り組んで欲しいところです。